処遇品についてもの申す

献血すると血液センターからいただける(ことがある)プレゼント――「粗品」とか「景品」と呼ぶ人もいますが、正式には「処遇品」というそうです――。地域によってその内容はいろいろですが、献血の推進につながるような魅力的な処遇品とはなにか、私なりに考えてみました。……というか、考えてはいたのですが文章にしたことがほとんどなかったもので。

理性に訴える

まずは正統派っぽいものを。6月に、こんなことを例のハガキ(献血ルームに置いてあるやつ)に書いて宮城県赤十字血液センターに送りました。

拝啓 時下ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、この度は献血の推進について少しばかり提案をさせていただきたいと存じます。

法改正により処遇品に金券類を提供できなくなって以来、各血液センターでは新しいグッズを作ったりしているようですが、もっと“善意の献血”という観点から作られたものがあっても良いのでは、と思います。

具体的に申しますと、私達ドナーが提供した血液が役に立っていることが実感できるような、患者さん方の“生の声”を集めた小冊子などを発行して提供して頂ければ、次回以降の献血のはげみになると思います。

バッヂやタオルなども頂ければそれはそれで嬉しいのですが、やはり“お役に立っている”ことを実感できるのはなんと言っても患者さん方の声だと思います。良心に訴えることにより、検査目的献血の抑止になるかもしれません。

是非ともご検討下さい。敬具

まぁ、書いたとおりです。ただ、小冊子だとネタを集めたわりに一回配って終わりになりそうなので、ハガキ大のカードに1件か2件程度というのを何種類か用意したほうが良いかもしれません。ハガキ用アルバムに保存することもできるし、カードのほうがよさそうですね。もしここ読んでいたらそれも検討してください、センター様。

実用品とか

現在でもポイントに応じて洗剤セットをいただけるようですが、もっと軽いものがあると良いかもしれません。この季節だと、扇子など良いかと思います。季節感のある処遇品なんてどうでしょうね。

まぁ、もっといいものがあるかもしれませんが。春なんか花粉症じゃない人にはマスクいらないかもしれませんしね(花粉症じゃなくても発症防止のためにしたほうが良いらしいのですが)

献血マニア向け処遇品

センター名の入った血液運搬車や移動採血車(献血バス)のミニカーはマニアに人気があります。ヤフーオークションでもなかなかいい値段で出品されています。しかしそういうものは作るのにコストもかかるでしょう。ここは、地元の優良企業に広告をお願いしてはどうでしょうか。実際の血液運搬車も企業から寄付された場合に車体にその企業の名前が印刷されていたりしますが、同様にミニカーの車体にもセンター名と並べて協力企業の名前を入れるのです。

企業の側も、本物の運搬車を寄付するより安い経費で宣伝ができるので悪い話ではないような気がします。

お子様連れ献血者用処遇品

「ご自由にお持ちください」レベルのものですが、“献血にご協力を”って印刷した風船なんかどうですか。藤崎とかアエルの献血ルームは商店街に近いので、風船はいいと思うのですが。家電量販店なんかではタダで配っていたりしますね。

宮城の献血マスコット

(マスコット画像)血液センターのウェブサイトをいろいろ見ていると、各地のマスコットキャラクターが紹介されていることがあります。それらを見た上で言わせていただくと、宮城の献血マスコット(ハーティーちゃんじゃないほう)は非常に魅力的なキャラクターです。このキャラクターを生かしたグッズをぜひとも作ってほしいものです。携帯電話用ストラップやクリアホルダーなどがよろしいかと思います。

その他の煩悩に訴える

お金かかるかもしれませんが、人気アイドルやマンガのキャラクターグッズ(やはりクリアホルダーなど)って作れませんかね。最近旬な女性アイドルに看護婦コスプレなんてしていただくとなかなかモエ……いやその。ちょっと前なら『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波あたりを使えばかなり人気出たのでしょうが、最近の流行は何かな。

同様に、ドクター姿の男性アイドルなんて女性にうけそうな気がしますが、どうでしょうね。

まとめ

まぁ、みなさんも「こんなものが欲しいナ」と思ったらセンターに提案してみてはいかがでしょうか。(ぜんぜん「まとめ」になっていないし)




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