この文書は、宮城県のページに公開されている平成14年度宮城県献血推進協議会議事録を内容はほぼそのままに献血‐みやぎの管理人が整形(マーク付け)しなおしたものです。この文書へのコメントが献血‐みやぎに公開されています(平成14年宮城県献血推進協議会について)。
宮城県のトップページへ | 薬務課のトップページへ | 献血のトップへ | 臓器移植のトップへ | 協議会設置要綱へ | 協議会議事録へ | 協議会委員名簿へ |
委嘱職名 | 職名 | 氏名 | 代理主席者 |
---|---|---|---|
副会長 | 河北新報社相談役 | 佐藤 剛彦 | |
委員 | 宮城県議会議員 | 菅間 進 | |
〃 | 東北大学医学部教授 | 大井 龍司 | |
〃 | 宮城県市長会副会長 | 鈴木 和夫 | |
〃 | 仙台市健康福祉局長 | 櫻井 正孝 | 小野 益己 |
〃 | 社団法人仙台市医師会理事 | 鈴木 カツ子 | |
〃 | 社団法人宮城県薬剤師会副会長 | 三塚 雅子 | |
〃 | 宮城県国民健康保険団体連合会理事長 | 石川 次夫 | |
〃 | 宮城県高等学校長協会会長 | 佐藤 三之 | |
〃 | 日本労働組合総連合会宮城県連合会副会長 | 吉田 秋一 | |
〃 | 宮城県地域婦人団体連絡協議会会長 | 阿部 恒子 | |
〃 | 宮城県地域活動連絡協議会会長(母親クラブ) | 佐々木 とし子 | |
〃 | 仙台市社会学級研究会会長 | 油井 由美子 | |
〃 | 宮城県青年会議会長 | 芳賀 秀二 | 渡辺 能久 |
〃 | ライオンズクラブ国際協会 332-C地区ガバナー | 秦 従道 | 渡邉 利雄 |
〃 | 社団法人宮城県経営者協会事務局長 | 青柳 達夫 | 佐藤 雄俊 |
〃 | 日本赤十字社宮城県支部事務局長 | 山田 洋治郎 | |
〃 | 宮城県赤十字血液センター所長 | 舩山 完一 | |
〃 | 宮城県保健福祉部長 | 加藤 秀郎 | |
〃 | 宮城県教育委員会教育長 | 千葉 眞弘 | 高橋 稔 |
〃 | 宮城県保健福祉事務所長等会議 保健医療部会長 | 海野 金次郎 | 大庭 和彦 |
幹事 | 宮城県赤十字血液センター副所長 | 石川 運義 | |
〃 | 宮城県保健福祉部薬務課長 | 星野 和行 |
(順不同)
本日は、お忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。
本日の協議会の司会を努めさせていただきます、保健福祉部薬務課技術副参事兼技術補佐の宗久でございます。よろしくお願い致します。
開催にあたりまして、私から2、3説明させて頂きます。当協議会は、一般の方への傍聴を公開としておりますので、説明や発言をなさる場合は、傍聴者へも聞こえるようにマイクの使用をお願い致します。なお、その際は着席のままで結構でございます。よろしくお願い申し上げます。
それでは只今から、平成14年度宮城県献血推進協議会を開催させて頂きます。
始めに柿崎副知事からごあいさつを申し上げます。
皆さんご苦労様でございます。本来であれば会長の浅野がまいって、県としての御礼を申し上げるところですが、今日は出席できませんので、副会長さんが今回の会議を仕切っていただく、ということになっているそうでございます。
私は、県を代表して御礼を申し上げたいと思いますし、また、宮城県の日赤支部の副支部長も致しておりますので、血液センター所管も致しております。そんなことから、当協議会に対し、日ごろお世話になっている御礼を申し上げたいということで、まかりこした次第であります。そんな趣旨でございますので、よろしくお願いします。
昭和39年だったでございましょうか、閣議決定されたのが、血液、輸血を国民の力で賄って行く、献血で賄うということが閣議決定されたと思います。
以来、献血というやり方で、宮城県、さらには日本の輸血を確保してまいったわけでございますが、御陰様で、県民の皆様の御協力、さらには当協議会の御協力、そして市町村の皆さん、関係機関の方々の御協力によって、順調に推移してきているのかと感じております。
しかしながら、宮城県の血液の量というのは、ずっと不足気味でした。
県内でなかなか賄えないという状況でありましたが、13年度の献血して頂いた方々が、12年度に比べて6,000人程増えました。107,000人画期的なことでございまして、低迷しておりました国内での順位も上がりまして、34位から25位まで上がりまして、日赤としても大変喜んだわけでございます。
しかしながら、血小板が足りなくて、他県からの応援に頼っているという状況でございます。
そんな状況ですので、県としても今後ますます献血に力を入れて行きたいと思いますし、当協議会の御活躍を御期待申し上げたいと考えております。
日本国内で見ましても、血漿(けっしょう)製剤の一部については、まだ輸入に頼っているところがございます。このようなことから、400mL献血が始まり、さらに成分献血と入口の部分での確保、そして、出口の部分では適正な使い方と申しましょうか、そうことに努めていただくように、色々お願いしているわけでございます。
県としても、さらにPRに努めてまいりたいと思いますが、丁度お手元に「今、自分にできること 宮城の献血」というパンフレットがありますが、その中に、ちょっと変わったキャラクターというか、Heartyちゃんという宮城県の形だと思いますが、ちょっとキャラクターとしては、あまりかわいげがないと内心思ってるんですが、しかしながら、ハートを表したキャラクターを活用しながら、テレビのコマーシャルスポット等を活用し、献血の思想の普及啓発に当たっているところでございます。
さらに、様々な形で努力してまいりたいと思いますが、なお、当宮城県献血協議会の方々の御協力をよろしくお願いしたいと思うわけでございます。先生方の御協力によりまして、宮城県の献血が十分確保され、県内での血液が自給されることを御期待申し上げ、簡単ではございますが、日ごろの御礼の御挨拶とさせて頂きたいと思います。ありがとうございます。
ありがとうございました。
それでは、議事に入ります前に、本日ご出席されている委員及び幹事の方々をご紹介申し上げたいと思います。
始めに、只今、ご挨拶をいただきました柿崎副知事でございます。次は、佐藤副会長でございます。菅間委員でございます。新任になっております。大井委員でございます。鈴木委員でございます。鈴木委員も新任でございます。櫻井委員の代理の小野参事でございます。鈴木委員でございまが、まだお出でになっておりません。三塚委員でございます。石川委員でございます。佐藤委員でございます。朴沢委員は出席予定でございましたが、急用ができ欠席と連絡を頂いております。吉田委員でございます。阿部委員でございます。佐々木委員でございます。佐々木委員も新任でございます。油井 委員でございます。油井委員も新任でございます。芳賀委員の代理の渡辺様でございます。まだ、お出でになっておりません。秦委員の代理の渡邉様でございます。青柳委員の代理の佐藤様でございます。山田委員でございます。山田委員も新任でございます。舩山委員でございます。加藤委員の代理の菅野次長でございます。千葉委員の代理の高橋様でございます。海野委員の代理の 大庭副支所長でございます。
続きまして、幹事の紹介をさせて頂きます。石川幹事でございます。星野幹事でございます。
以上、本日の出席の方々を紹介させて頂きました。
それでは、ここで柿崎副知事は所用がございますので、退席させていただきます。
議事に入ります前に、議事録署名人を大井委員、三塚委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは、お手元の配布資料の確認をさせていただきます。
始めに「次第」がございます。資料1は冊子の「みやぎの献血」、資料2といたしまして「平成14年度献血推進計画」、資料3といたしまして「平成14年度献血推進状況」、資料4は「宮城県献血推進協議会会長表彰者選考結果」、資料5は「Heartyちゃんの北海道研修の旅」抽選結果、資料6は「必要献血者の設定について」、資料7は「宮城県献血者登録制度推進委員会について」、参考資料と致しまして「今、自分にできること 宮城の献血」、「日赤宮城」となっております。ご確認をお願いいたします。
それでは次第に基づきまして、議事に移りますが、議長を例年に習いまして佐藤副会長にお願い致したいと思います。
それでは、佐藤副会長、ご挨拶並びに議事進行をよろしくお願い致したいと思います。
皆さん、今日は残暑になりましたが、御出席頂きましてありがとうございます。
この推進協議会は、昭和39年から始まりまして、私もずいぶん長い間、出ておりますが、この協議会では献血に関係する団体、または献血の推進に関係する団体が集まっているわけです。
したがって、献血についてよく知っている、あるいは知らなければならない団体だと思いますが、3年以上前は年2回行っていましたから、説明もできたのですが、現在は、1回なので、始めて出る方は本当に1回しか出られないとういうような状態なので、今日は色々資料の説明がありますが、宮城県の献血の状態がどうなっているかということを、協議会が終わったら皆さん良く承知しておいて頂きたい。そして、自分の団体としてはどうすべきか、あるいはどう協力するか、13年度、14年度についての議題がありますが、説明後、今日は2時間の予定ですが、最後の20分は、皆さんから意見を聞きたいと思っております。それで、今日の協議会を終わりにしますけども、宮城県はどうなっているかということは、あまり良く知らない。献血率という県民の人口に対して献血者が何人いるかと、それを%で表したもので、各県ごとにだされています。たまたま、13年度は宮城県としては良くなって、中ほどまでいきましたが、例えば、熊本県は昔からトップです。そういう県がありますから、献血というものを良く知って、県民がそれに対してどのように動いているかというを、皆さん良く認識されて、自分の団体に報告され、また、その団体が、どう動くかということを是非行ってもらいたいと思います。
それでは、早速議題に入りますので、よろしくお願いします。
それでは、議題の1をお願いします。
それでは、13年度の実績について、私の方から説明申し上げます。
お手元の資料の1ページ目をご覧下さい。
ここに平成13年度の献血状況というのがございます。平成12年度の献血者数では、前年の11年度と比較しまして約1,300人ほど減少しまして、大変、皆様へご心配をおかけしましたが、平成13年度につきましては、増加に転ずることができました。これも、ひとえに皆様の御尽力と存じております。
平成13年度では、400mL献血では3,000人増加、成分献血につきましては3,700人が伸びている結果でございました。繰り返すようでございますが、こうした伸び方というのは、やはり行政機関の御支援、献血バス、献血ルームのスタッフが、現場で呼びかけたのことが、功を奏したものと考えております。
次のページをご覧頂きたいと思います。
年齢別・性別の献血者数が掲載されております。400mL献血は各年齢層の男性が占めております。
次のページをご覧頂きたいと思います。
初回献血者数の推移を表しています。平成11年より初回献血者数は減少しておりますけれども、平成13年度の延べ献血者数は107,000人を上回るという結果になっております。したがいまして、1年間に複数回献血に御協力して頂いたことになります。前年と比較しまして5,949人、約6,000人増という結果になったわけでございます。
次に6ページをご覧下さい。
保健所別管内献血状況、年度別の献血状況を表しております。ここでお気づきのように、献血者数の半分の方々が、献血ルームの方で献血をして頂いたということでございます。献血ルームでの比率でございますが、平成6年度から少しづつ伸びてきています。これは、全国的な傾向でもございます。したがって、献血者の全体の伸びというものにつなげて行くためには、献血ルームの充実を続けて参る所存です。市町村別の献血状況につきましては、7ページ以降に書かれているとおりでございます。
次に16ページをご覧下さい。
検査不合格状況がございます。これの内訳につきましては、HBCの抗体21%、肝機能22%、その他39%となっております。この、その他を見てみますと、平成11年度から急激に増えてきております。何故かというと、平成11年度途中からNAT検査(核酸増幅検査)というのを始めまして、その影響で増加してきているということです。
右の17ページをご覧下さい。
供給状況についてでございますが、県内で献血された血液は、輸血用血液として、検査、製造し、県内の医療機関へ供給しているわけでございますけれど、供給単位数の多い血小板製剤、これにつきまして約10%が県外からの受入によって供給している実情でございます。したがいまして、成分献血、特に血小板献血への協力というのは、さらに呼びかけて行く必要があります。
次に20ページをご覧頂きたいと思います。
保健所別管内供給状況がございます。仙台市内の医療機関への輸血用血液の供給というのは63%に当たります。さらに、青葉区の割合を50.6%に修正願います。
次に22ページに移らして頂きます。
原料血漿確保状況でございます。凝固因子製剤等の血漿分画製剤を製造するために、原料血漿確保に努めているわけでございます。平成13年度は、目標の97.5%まで達することができ、また、平成13年度の都道府県別の献血状況につきましては、42ページに掲げてございますのでちょっとご覧頂きたいと思います。全国でどの程度だったかというのが、ここ載っているとおりでございまして、全国平均献血者率が4.59%でございます。宮城県は幸い4.58%というところまでこぎ着けることができました。これも皆様方に応援して頂いたお陰です。厚く御礼申し上げます。
以上で、説明終わらせて頂きます。
今、13年度の日赤からの報告でしたが、皆さん、お手元の「日赤宮城」に宮城の献血の現状をご存知ですかという欄がありますから、後で読んでおいて下さい。
これを見ると初回者というのは、非常に少ないんです。88%が再来者です。
それでは、議題2の「平成14年度の献血推進計画について」説明して下さい。
それでは、平成14年度の献血推進計画について、ということでご説明させて頂きます。資料の2をご覧頂きたいと思います。
平成14年につきましても、400mL献血、成分献血の一層の推進を図るということにしております。特に、国から割り当てられる原料血漿確保目標量が増加しておりますので、成分献血の構成比を高める必要がある。というような状況となっております。平成14年度は、200mL献血につきましては、2,557名増の34,957名、400mL献血につきましては、668名増の53,268名、成分献血におきましては、8,615名増の37,975名、合わせまして、11,840名増の126,200人の必要献血者数と割り出しております。献血量につきましても、200mL献血では、511リッター増の6,991リッター、400mL献血につきましては267リッター増の21,307リッター、成分献血では、3,446リッター増の15,190リッターということになっております。合わせまして、4,224リッター増の43,488リッターということになっております。
2ページをお開き下さい。
必要献血者数を献血ルームと献血バスで、割り振らせて頂きました。献血ルームにおきましては、67,640人、献血バス、いわゆる市町村巡回ということになりますが58,560人、合わせて126,200人ということになります。
成分献血は、献血献血ルームで31,650名。これは、必要としております37,975名の83%に当たります。献血バスでは6,325名の予定となっております。これは、約16.7%となります。
次に3ページでございますが、これまでご説明してきた必要献血者数並びに必要献血量を、どのようにして算出したのかというと、過去4年間の実績と13年度の状況を勘案して、平成14年度の医療機関における使用量を予測し、平成14年度の製剤別供給予測数としております。これは、全体で343,656単位となっております。内訳を見ますと、全血製剤は減少致しております。赤血球製剤は、ほぼ同様。血漿製剤、特に血小板製剤は増加が予想されております。
国からの割り当てがございます。原料血漿確保目標量が、14年度では20,005リッターとなっておりまして、12年度より1,426リッター増加しています。
献血人数の予測ということでございますけども、400mL献血引き上げ、初回献血者率を上げるため、200mL献血も多少上げております。成分献血については、血小板製剤の供給量の増及び血漿分画製剤の原料血漿の増加したことによりまして、成分献血の人数を引き上げております。以上のことから、平成14年度の必要献血者数を126,200人、必要献血量を43,488リッターとしたものでございます。235万人とした場合には、必要献血者数は5.37%となります。
次の4ページをご覧下さい。
こういった必要献血者数、必要献血量を確保するために、今年度は次のような事業を行っていくということです。
献血組織の育成強化ということで、県、市町村、血液センターの三者によって事業所等献血組織へ働きかけを行う。
若年者に対する献血啓発普及で、献血推進体制の充実と献血推進協議会等を開催する。400mL献血と成分献血の推進を図る。それに当たりましては、献血をして頂いた方から、抽選で日本赤十字社血漿分画センター、北海道の千歳市にありますが、こちらの方に御招待を申し上げる。北海道研修の旅を企画しております。これは、実際に製造するところや北海道の血液センターも、見て頂くというものでございます。
それから、広報活動として、献血キャラクターHeartyちゃん、宮城県の形をした生き物で、リーフレット等色々な物に周知を図るため付けております。このHeartyちゃんを使ったテレビスポット放映企画しております。7月分は終わりましたが、さらに、1月、2月に行う予定となっております。
それから、血液製剤の使用適正のための説明会等を行い、使用する側も適正使用に心がけていただき、献血された輸血用血液の無駄を極力なくすということで働きかけております。また、この後にも報告がありますが、献血協力団体、献血推進団体等へ対する表彰を、献血者への感謝の集いとして行う予定でございます。
最後に、6ページでございますが、平成14年度広報啓発用資材の作成配布計画でございます。以上でございます。
はい、どうもありがとうございました。それで、今、テレビに映してもらいますか。それと、何処で、どの様に行っているかを、説明してください。
21世紀献血推進普及啓発活動のひとつである、Heartyちゃん広報事業ですが、対象を小学校の高学年から中学生を対象にしまして、少子高齢化が進んでおりますので、特に、若年層の献血者の低下が心配されておりますので、将来の献血を担う小学生から中学生を献血キャラクターを使って、献血の思想の啓蒙を行う、という目的で作っています。これはベガルタ仙台ユースのサッカー選手を起用しておりまして、これは、既に7月27日から8月26日の1ヶ月間、既に放送済みでございます。あと冬場用としまして、二十歳の献血キャンペーン期間中に、フィギャアスケートの選手を起用しておりますが、1月から2月放送予定です。
製作に当たりましては、広告会社から企画案を出して頂きまして、コンペ方式により、審査会において一番良いのもを採用しているわけでございます。以上でございます。
これは、去年から始めているんですね。これも普及率のアップにプラスしているんではないかと思いますけども、皆さんも、15秒ですけども、ご存知下さい。
13年度は、非常に上がったというんですが、その前は宮城県は非常に悪いんですから、上がって真ん中まで行ったということだけですから、まだ、まだ問題で、やっぱり上位に行かなければいけないのであって、そういうことをご承知おき下さい。
あと、推進計画で、特にありませんね。
それでは、議題3の「平成14年度献血推進状況について」にまいりましょう。
上期、14年度の4月から7月分までの状況を私の方から説明させて頂きます。資料3の1ページ目をご覧下さい。4月から7月までの献血バスでの献血者数が載っております。これでおわかりのとおり、バスにつきましては400mL献血が上がっております。それから、成分献血数は全体の10%という状況となっております。献血ルームは、ご存知のように市内4箇所、昭和町にある北仙台の献血センターにあり、母体と称しておりますけど、それから一番町に2箇所、藤崎と恵比寿屋ビル3階、それから駅前の4箇所でございます。この献血ルームでは、成分献血につきましては、大変多くの献血者に御協力頂いて伸びております。しかし、400mLが伸び悩んで、減少してきているという傾向です。
その下の方に、年齢別・職業別献血者数というものを載せてございます。これは、13年度については月別の集計をしておりませんでしたので、全体の割合とし、今年度の4月から7月までを比較しております。これで見ていきますと、13年度は50歳代の方々が伸びてきております。
それでは、次のページをご覧頂きたいと思います。
これは、職業別献血者の比較ですが、今年度は学生が増えてきております。それから、中ほどに原料血漿の確保が載っておりますけども、7月31%達成している状況で、このまま行くと大体目標に達成できるんではないかと、期待しておるところでございます。
次のページをご覧下さい。
ここに、献血者数ということで、グラフがございます。ご覧のように、平成13年度と比較しまして、各月とも伸びております。なんとか、このペースでですね、伸ばして行きたいと思っております。
今年度のこのような伸びというのは、色々考えられますけど、ひとつは、献血会場で400mLだけ受け付けますということで、去年の10月から実施しております。昨年度は、3月までで8回実施していて、今年に入りまして4月から7月までに、既に6回実施しております。それから、もうひとつ、ポイント制というのも定着してきたということもありますれども、新規にですね、献血協力事業所を開拓してきまして、それで、4月から7月までに39の事業所の協力を得たということもございまして、昨年度よりも月別に伸びていると考えております。
それから、これからの献血者確保ということで、コメントを載せておりますけれども、このように昨年度は、夏枯れ・冬枯れとでもいいますか、季節的な変動により、減ってくる傾向があります。それを防ぐために、前もって予定を立てるということで、変動を少なくして来たことでございます。なおのことその辺に力を入れて行きたいと考えております。それから、献血ルームでの推進というのに、もっと環境を整える、充実させることが必要でございますけれども、献血事業というのをさせて下さっている、ライオンズクラブ始め各団体、それから献血協力事業所、そういった所との連携をさらに密にしながら努力して行きたいと考えております。どうぞよろしくお願いしたいと思います。
これで、平成14年度の4月から7月までの献血推進状況を、簡単ではございましたけれど、終わらせて頂きます。
はい、今までは、1、2、3番までは、献血の状況、献血の計画、献血の状況と説明して来ました。これから、議題が変わりますから、今までの件で何かご質問ありましたら、どうぞご質問をして下さい。
大井でございますが、佐藤副会長の次くらい長く、お付き合いさせて頂いてるかなぁーというような気がするんですが、もう数年前まではとにかく低い低いという嘆きの声ばかり、この協議会で、でておったと思うんですが、今日、年1回になったということで、久しぶりに去年若干上がって、しかも、今年だいぶ良さそうだという予想、大変、行政の方々のご努力、あるいはこの協議会の皆さんの大変なご努力の結果だと思うんですが、手緩めることなく頑張ろうというのが副会長さん、皆さんの考えだと思います。
ひとつお伺いしたいのは、いろんな戦略といいますか、広報活動にしろ、あるいは事業所の開拓にしろ努力されて、ひとつ、ひとつ実っていると思うんですが、献血をされる方々の生の声というか、何か採血の場合にトラブルまででなくても、何か要望事項とか、あるいは問題点とか、そういうものを吸い上げるというご努力は、今までなさっていて、あるいは問題があって、それを改善して良くなったというような成果があったかどうかお伺いしたいのですが。
色々、医療現場にしても、実際受けられる方々の声が、最近非常に強くなってきています。そういう意味で、献血の場においても、何かあるのかと思うんですね。
その辺いかがでしょうか。
アンケート調査等の大掛かりなことは、まだ、やったことはないんですが、それぞれのルームで、献血者と採血担当者における献血時間の間のコミュニケーションでも十分につかめるもので、そういったものを連絡会議等で説明され、状況を把握できるようになっております。それで、去年から、広報誌を発行しております。その季刊誌の中で、献血した人の感想、あるいはグループの紹介等で、皆さんにお知らせするというようなことを行っております。
ご要望があれば、それを改善すれば、さらによろしくなるんじゃないかなぁーと思います。
その広報誌には、いいニュースだけではなく、日赤のやり方に対する批判とかも、どんどん載せていかなければならないと思います。
他にありませんか。
昨年度の伸びといい、今年度ののびといい、大変心強く思っております。
それで、お聞きしたいんですが、400mLに限っての受付をされたということなんですが、200mLをしたいんだというような苦情はなかったでしょうか。それと、新規に39箇所ほど事業所を開拓されたとおっしゃっていましたが、どんなところで、どんな形で開拓なされたのかお聞かせ下さい。
400mLについてですが、関西の方で先駆けて行っており、京都なんですが4、5年前から実施しており、向こうでは大分色々あったようですが、宮城県の場合、去年の10月からスタートしておりますが、ほとんど苦情がございません。これはやはり県民性というものかも知れません。
先ほどの聞いた数字関係で、良く私も見極めてないんですけど、一昨年から昨年、13年度ですが、何が良かったのかというところを、もう一度、私どもにお聞かせ願いたいんですが。
400ccで、例えば、その分だけ増えたというんであれば、これもまたどうなのかなぁーというように思うんで、その辺もう少し詳しい説明をして頂きたいのですが。
委員の一人でございます。献血事業に関しまして、日本で唯一赤十字社が委託を受けている関係でございます。過去7年にわたり努力して仕事させて頂いてるわけでございますが、多分、以前、大変熱心な山本知事さんが委員長でおったわけでございますが、宮城県の長年にわたって需要が多いにもかかわらず、供給率より献血者数が少ないという風土、献血に対して大変ご心配になりまして、これは、行政、それから各市町村、ライオンズクラブ等、NPOの皆さん、そういう人が色んな思索と現場で応援して下さった。そういったものがようやく実ってきつつある。色々分析は、行っているところではありますが、只今のところ、このようにしか思えないところです。
何れにしましても、この推進協議会の代表の皆様方の小団体の応援、それが実ってきつつある。このように、私の現場スタッフ関係からの感想と答えであります。
それだと、あまりはっきりわからないんだけど。
協議会は1回しかやっていないのだから、あまり協議会の影響はないと思います。
ただ、6,000人増えたということなので、何処が増えたのか等は分かっていると思うんですが、どうですか。
はい、30代、40代、50代の男性の方、そして、新規開拓事業所の、例えば、うちの会社のここにバスを止めて良いよとか、そういったことが多くなってきている。それとやはり、30代、40代、50代の男性が増えている。これは、多少400mLを推奨しますと、女性の方は、スタイルを気にする若い方は、貧血のためにちょっと無理ですという場合もあります。あと、20代の女性、主婦層の方が非常に協力している。多分、各事業所と臨時献血場を持ってる具体的な用務に従事している赤十字血液センターの推進課の社員の態度も少し良くなっているようです。先ほど、それでは分からないという副委員長さんのお話でしたので、あえて、とつざに申し上げました。
いままで水面下で頑張ってきた部分が、水面上に現れてきたというふうな答えだと思います。それに補足して、副会長さんの質問にお答え頂きましたけども、これからの献血者確保についても、ここに書いてありますけど、まだまだ漠然としていると思うんですよね。献血というのは特殊性はありますけど、善意によるものですから、しかしながら、やはりどのようにターゲットを絞るなり、どういうふうにして行くかということについて、より具体にですね、分析して向っていかなければ、やっぱり目標を作っても、去年は一昨年より良かった、今年は最強に伸びて頑張るんだといったとしても、はたしてそのようになるのかというと、行けばいいんですが、それより、基盤をぴっしっとするためにも、より色々と日々現場の仕事でお忙しいとは思うんですけれど、戦略というか、そういったところをご努力頂きたいと思います。
先ほど大井委員から、善意の奉仕の精神を啓発して行くことも重要であるが、副作用等についても注意しなければならない、という御発言があったと思うんですが、そのことをもう少し戦略的に良く考えて実行すべきではないかという菅間委員の只今のご意見を、良く考えながら県薬務課と検討して行きたいと思います。
よろしくお願い致します。
先ほどの説明で、資料-3の3ページに職業別の献血者比較というのがございまして、高校生の比率が小さくなってきて、大学生の伸びが大きくなったということなんですが、数年前、仙台地区でありますが、仙台市内ではない学校に勤めておりました時に、献血車が来るのが2月で、一番コンディションが悪い時期なものですから、もう少し暖かい時期にして欲しい、あるいは2月以外でもう1回とお話しましたところ、高校生は200mLの献血なので、あまり効率が良くない、400mLを進めて行きたいんだということで、もう一回増やすということには、なかなか応じにくいというような、これは市町村の担当の方の話ですから、どのようなお考えだったのかは知りませんが、高校生については、将来に向けての啓発に向けての大事な要素があると思いますので、予算が限られているんでそうなってしまうのかとも思うんですが、400mLの方へ積極的にへシフトを切り替えていく、そうすると、学校側の要望にはなかなかお答え頂けなくなってしまっているのかなぁー。そんなふうに感じております。
もうひとつは、ここで話し合われたことや問題になったことが、各市町村の担当者に伝わっているのか。パイプがどっかで詰まっているような感じを、その時は非常にしていたんです。なかなか学校現場からの要望を受け止めてくれず、その時期になると、やはり前年と同じことで、全く改善なされていない。
市町村のパイプの目詰まりということに関しましては、行政から、高校生は16歳から献血してよろしいのかというと、啓発上大事だということですが、もし、社会人になってから献血しようかなと思われると、高校生のとき1回やっていると、あまり躊躇なくなさって頂いているようでございまして、そういう意味では、啓発というのは奉仕の精神ということだけではなく、非常に大事なことだと私も思っております。その戦略上、多少、400mLを推進するから、つまり200mLを献血した時に使う材料費は、非常に高度な安全性を要求しておりますので、18歳からは400mLが可能でございますので、高校3年生は400mLが可能だということでございます。高校に対しましてのスケジュール1月から3月までで策定されるものだと思っておりますので、今度は、どういう順序で私どもが行うかということで、教育委員会、学校長会、保健協会、先生方というふうな順序の運び方、それから、何を用意して置けるのか、そういうことを是非御教授して頂ければと思っております。
今年度のひとつの目標と致しまして、高校生の方の献血を進めて行こう、というようなことがございます。特に仙台市内でございますけど、色々前回の協議会でも問題とされて、やはり高校生の方に献血して頂くことは必要ではないかということで、やはり、高校生の時代に1度でも献血しておいて頂けると、その後やり易いということで、1度、高校生時代に献血をして頂くことは必要だということ、それからボランティア精神ということも身に付けて頂くことから、是非この高校献血について進めて行くつもりでございます。また、先ほどビデオで献血スポットを見て頂きましたけども、小学校、中学校を対象にしたスポットでございまして、16歳から、高校生になれば献血できますよという主旨でございますので、是非高校生になった時点で、献血をして頂きたいというものです。それから、もうひとつは、仙台市内の事業所の方々にも献血という思想を、広げて行こうということも考えておりまして、これは、仙台市の方々ともお話をし、それから血液センターの方々ともお話をし、ようやく検討会を開催したばかりでございまして、今後、進めて行こうというところでございます。
また、もうひとつの県内の市町村との連携につきましては、先ほどお話しました献血推進体制の充実の中で、市町村の担当される方の研修会、あるいは打ち合わせ会といったものを、年2回ほど行う予定でございますので、その際、色々な意見を頂きまして、極力、前向きの方向では考えておるところではございますが、まだまだ、行き届かないところがあろうかとは思います。そういった中では、皆様の御協力を頂きたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。
まだ、色々あるかとは思いますが、時間も押し迫ってきましたので、議題を全部終わらせてからにしたいと思います。
次の第4、表彰者の選考結果についてをお願いします。
宮城県の献血推進協議会会長表彰者の選考結果について、ご報告申し上げます。
それでは、資料の4をご覧になって下さい。
宮城県推進功労者表彰要綱というのがございます。この献血推進表彰につきましては、要綱の目的とおり「献血推進又は献血に積極的に協力し、その実績が顕著で他の模範となる個人及び団体に対し宮城県献血推進協議会の会長がその功績を顕彰するため、表彰等を行う」というものでございます。
表彰の対象者でございますが、献血推進団体または個人ということで、献血推進事業に功績のあったと認められる市町村、市町村献血推進協議会、団体または個人に表彰状を贈呈するというものでございます。またもうひとつ献血者の方にも献血量に対する感謝状をその都度贈呈しております。献血推進団体または個人についてでございますが、この表彰対象者につきましては各保健所、仙台市を通じまして推薦して頂いているわけですけれども、推薦については推薦基準に基づいて頂いているものでございます。選考にあたりまして、この協議会の企画広報委員会というものが下部組織としてございます。7月24日企画広報委員会を開催して、その中で選考しております。3ページをご覧頂たいと思いますが、今回、個人2人、団体25団体の推薦がございました。これを企画広報委員会で検討致しましたところ全て表彰するのが適当と認められたものですから、推薦とおり表彰することに致しました。
表彰するのは何時ですか。
表彰は献血者に感謝する集いという日を別に設けてますので、その日に表彰させて頂きたいと考えております。11月ごろを予定しております。
それでは、「Heartyちゃんの北海道研修の旅」の抽選結果について、事務局の方から説明させて頂きます。
この事業は平成11年度から実施しておりまして、今年度で4年目になります。
これは、献血の際、献血者に応募券を配布致しまして、当選者20名を前期と後期各10名づつに分けまして、日本赤十字社血漿分画センター及び北海道赤十字血液センターに派遣し、2泊3日の研修を行うという内容でございます。その他、この当選から外れた方にダブルチャンスとして、100名の方に図書券をプレゼントしております。応募期間については、前期分4月1日から6月30日に行い、7月22日厳正なる抽選会を行いまして、10名の当選者が決定しております。後期分については、7月1日から12月31日として、抽選会は来年の2月ごろを予定しております。
これまでの、研修の旅の実施結果については、3ページ目に載っておりまして、研修場所は1日目が日本赤十字社の血漿分画センター、2日目が北海道の血液センターということで、第1回から第6回まで行っております。今回第7回ということで、4月1日から6月30日までの3ヶ月の間で、献血者数27,399人、応募者数46,397名、その中から10名の当選が決定しております。
なお、これまで52名の方が、この研修の旅に参加しておりまして、今後、研修の成果と致しまして、各地域で献血推進の時、リーダー的存在の育成につながっていければと考えております。抽選結果については、以上でございます。
11年度から始め4年目となりましたが、これは、もともと熊本県がこのようなことをやっていたんです。これを宮城県でも取り入れようと色々検討してきて、やっと11年度から始めました。
こういう事業も献血者が増える事につながると思います。これからもなるべく続けて下さい。それから、行った人に感想等を書いてもらって、河北等に投書してもらうと、もっと良いですね。
その次、協議事項に入ります。1番目お願いします。
それでは、必要献血者成分献血の設定についてということで、事務局の方から説明させて頂きます。資料-6をご覧下さい。
従来、県では過去数年間の医療機関における血液製剤の使用量等を勘案しながら必要献血者数を算出しまして、200mL、400mL、成分献血の3つに分けて必要献血者数を設定しまして、献血推進計画を立てております。
平成13年度の成分献血につきましては、100%を達成しております。にも関わらず血小板製剤については、90%の自給率に留まっているという状況でございます。
このようなことでは、今後益々需要が増大すると見込まれる血小板製剤、これについて、県内自給を100%にし、医療機関への安定供給を図る。とういう必要性がありますので、今後、成分献血を血漿献血、血小板献血の二つに分けまして、必要献血数を設定して、血液製剤の需要に見合った的確な採血管理を行っていく必要があると考えております。
資料に基づいて、現在の成分献血の状況について説明致します。昨年度の全血製剤、血球製剤、血漿製剤は、95%以上の自給率となっており、比較的に安定な供給ができております。ただし、血小板製剤については、90.1%に留まっているということでありまして、残りの10%は他県からの受入応援に頼っている状況でございます。
血小板製剤は、有効期限が採血後72時間と非常に短いですから、血小板献血を推進し、医療機関へ安定的に100%の県内自給を目指すということが、現在の課題となっております。
次にグラフ2をご覧下さい。
成分献血者の必要献血者数の達成率で、これは、年々順調に伸びております。昨年度は100.5%ということで100%を達成しております。しかしながら、血小板の自給率は85%から90%で推移している。ということで、まだまだ県内自給を達成できていないという状況でございます。
成分献血は、血小板献血、血漿献血の2種類に分かれておりまして、献血者の希望により選択できます。平成13年度は、特にリピート献血者が増加したことから、達成率は100.5%となっておりますが、大半の成分献血者は血漿献血だったということになります。理由としては、ここに記載されているとおりでございます。どうしても血漿献血の方が時間が短い、血小板献血は時間がかかる、受付、問診等を含めますと、人によっては1時間以上かかるということで、血小板献血よりも血漿献血を選択する傾向になる。また、血漿献血は、献血回数が多くできるということもございます。あとやはり年齢的なこともございまして、採血基準、血漿献血は69歳まで、血小板献血は54歳までという色々な理由があるかと思います。ちなみに現在、原則として血小板献血はルームの方で、市町村では血漿献血となっております。2ページ目をご覧下さい。
ここには、自給状況について書いておりますが、どうしても血小板製剤が足りないということで、他県から応援を頂いているということで、平成13年度で15,620単位です。単純な計算上のことではございますが、月平均150人、1日5人程度ぐらいの血小板献血者が増加すれば達成できるということになります。
それで、血小板製剤の安定供給ということで、必要献血者の設定について書いております。今後は、血小板献血と血漿献血の二つに分けて必要献血者数を設定して、的確な管理をして行くということをいっております。そのためにはどうしたら良いかということで、現在考えられることをここに書いております。ひとつは、全体的な献血者確保を促進する。もうひとつは、血小板献血を強調した献血普及啓発をPRして行く。さらには、血漿献血者のリピート献血から血小板献血への移行を推進して行くというようなことでございます。また、15単位以上の高単位献血者の確保を促進して行くというようなことを、今後、推進して行こうと考えております。
具体的な今後の方策につきましては、関係団体、市町村のご意見を参考にしながら、血小板製剤の県内自給を目指して、血液センター共々連携の下に色々進めて行きたいと思っております。以上、成分献血の現状と今後の課題について、ご説明させて頂きました。
時間がないので、次の協議事項も引き続き説明して下さい。
資料-7をお開き願いたいと思います。
1ページ目は、これまでの制度の経緯ということで、取りまとめております。宮城県の献血者登録制度推進委員会につきましては、下の方に書いてあります、昭和62年2月に宮城県献血者登録制度推進委員会を日本赤十字社宮城県支部長の下に設置しております。2ページ目をお願いします。ここには、宮城県献血者登録制度推進委員会の設置の流れを書いてございますが、昭和61年6月の国からの通知では、献血推進協議会の下に登録制度推進委員会を設置するようにとなっております。しかしながら、宮城県では、昭和62年2月に日赤の宮城県支部長の下に設置されております。ちょっと国からの通知とは異なっております。
平成10年1月に、宮城県献血者登録制度推進委員会の設置要綱の改正がなされまして、ここで、当初の昭和61年6月の通知に基づきました、日本赤十字社宮城県支部から宮城県献血者推進委員会の下に設置移行されておりまして、同時に事務局も血液センターから行政機関の県の薬務課の方へ移行しております。それで現在に至っておるわけでございます。
今日、協議事項でご提案した理由でございますが、本来、献血者登録制度推進委員会は、献血者の30%に献血登録者になって頂くように推進する。もうひとつは、献血登録者に対して、はがきや電話で献血依頼をする。この2点で血液の安定確保を行うという目的で設置されております。ところが、平成9年度からの新登録制度導入によりまして、①の個人の推進については、ほとんど必要がなくなってきているということで、今後は、どのように献血者に献血の協力要請すれば良いかということが重要課題となっております。そのような実務的な面に関しましては、県よりも実施主体の血液センターの方へ事務局を移した方が、今後の委員会の運営に望ましいのではないかと考えまして、現在の要綱が3ページ目にございますが、第8条に委員会の庶務は、現在は、宮城県保健福祉部薬務課において処理するとなっておりますが、実際の実務面を考えまして、宮城県赤十字血液センターへ移すということで、献血推進協議会の下に登録制度推進委員会がございますので、今日、この委員会におはかりしまして、ご了承頂きたいということでございます。
なお、現在、血液新法ができまして、その中で登録制度のことに触れるとは思うんですが、その内容がわかりませんので、登録制度に関する変更がなければ、只今、ご説明申し上げたとおり、事務局を血液センターへ移すということです。以上でございます。
このことは日赤さんもご存知なんですね。
この資料の最後のページに登録票が載ってございます。その内容等を見ますと、血液の安全性をチェックするため、それから、必要な血液型であるとか、Rh(-)のような特殊な型とか、そういう必要に応じて呼びかけて献血に来て頂くとか、そういう時にもっとも制度を発揮する。そういう問題だと思いますので、その実務をさせて頂いておる私どもで、確かに行った方がよろしいかと思います。
ただし、血液新法の中で、献血事業を国の責務であるといっていることもあり、この中で、どのように登録制度が取り込まれて行くか、条例等が1年医以内に少しづつ具体的に決まって行くと思いますので、その条件付の中で代行させて頂く覚悟でおります。
はい、これは薬務課と良く連絡を取り合って進めて下さい。
これで本日予定しておりました議事を終えましたが、残りの時間は、皆さんの献血に対するご意見、あるいはご要望等なんでも良いですから、そちらから一言づづお願いします。
意見というほどでもありませんが、私、今日始めて参加させて頂いておりますが、色々聞いてますと、高校生の献血なり、事業所の献血、やはり、若い方の献血が非常に重要だと痛感いたしましたので、その線に沿って努力いたいと思います。
意見というよりも質問なんですが、高校生の話が先ほどからでておりますが、仙台市内の高校は、学校献血をやっていないということで、献血ルームがあるのでそちらに行くということなんですけれども、その辺の統計的数字は、ルームの方で取っていないのかということなんですが、この申込書を見ますと、高校生ということはわかるんですけども、市内の高校なのか、郡部の高校なのかわかんないのかなぁーという感じがするんですが、その辺はいかがなんでしょうか。
今のご質問にお答えさせて頂きます。血液センターで献血推進課長をしております鶉橋と申します。申込書をご覧頂いてお分かりのように、住所等を書く欄がございます。それから学校名を書く欄もございますが、全てお書き頂けるとは限りませんので、はっきりとした数字はでておりません。ただ、学校で献血をして下さった方と、学校以外で献血をして下さった高校生とでは、半々くらいという統計がでております。学校以外が若干多いようでございます。その殆どが献血ルーム、もしくは、スーパー等に献血バスが行った際に献血をして下さるというケースが多いようです。
仙台市内の高校生の献血率が悪いんではないこということで、推進しようというようなお話だったんですけども、そうすると、必ずしもそういうことはないということなんですか。
はい、まずひとつは、仙台市内の高校での献血の実施が、仙台市を除きますと80%以上の学校で献血をして頂いてるんですが、仙台市内ですと60%くらいしか実施して頂いていないということです。それから、生徒の総数で見ましても、仙台市のひとつの学校の人数が非常に多いものですから、そのひとつの学校で献血をして頂くと、かなりの高校生に献血をして頂くチャンスが生まれるということで、高数を増やす、そしてチャンスを高校生に与えるということをしたいということで、県、仙台市、そして私どもの方で、先ほど薬務課課長のお話しを頂いたように協議を始めたということでございます。
日赤宮城県支部の山田でございます。日頃献血を始め日赤のの活動について、皆様には大変お世話になっております。この席をお借りして御礼申し上げます。
私、」福島県出身なんでございますが、この統計見ますと宮城より福島の方が、献血率が高いということで、実は私福島にいた時はこんなに献血率が高いと思ってなかったので、宮城にきたら献血ルームもありますし、かなり高いんではないかなぁーと思っていたんで、そう致しますと献血バスによる献血が福島の方が良いのかと思いますので、事業所とか学校の開拓が必要なんではないかということで、今後頑張って行きたいと思います。
私自身の経験で、やはり高校献血バスがまいりまして、自分ではその気がなくても周りが行くから一緒に行く、そういう動機付けというふうに自然な形でできたので、献血バスが行くということはとても良いことではないかと思いました。それから、献血ルームなんですが、東口には予備校等があり若い人が集まっているので、そちらにもうひとつ献血ルームがあったら良いのではと感じました。
不埒な話を聞いたんですけども、ここの申込書にもエイズ目的はお断りしますと書いてありますが、若者の中では無料で検査ができるということで、献血をしていたということを聞いて、私大変残念に思っておりましたら、ここでは、はっきりお断りになっておりますので、安心致しました。不埒なものは絶対に排除して頂きたいと思っております。
単純な質問なんですが、年に1回何処の企業でも健康診断というのはやっておると思うんですが、健康診断は何処かの医療機関で行い、どっちみち血を抜かれるわけですから、その時セットで献血ができないものか、わかれば教えて頂きたいと思います。
安全な血液を安定的に供給して行く立場なもので、検診業でも医療業でもなく、採血は確かに薬事法で行っており、それで、さしつかいない範囲、特に肝炎関係と出た結果につきましては、個人が知りたいというサインなさった人にだけお知らせしている。ただし、検診費の相談、それから医療相談ということは、謹んで行わず、そして、必要な場合は医療機関に相談してもらう、そういう立場をとっておりますのでご理解下さい。
先ほどのお話のエイズ目的、感染目的、それはございますけども、3%、延べにして5%の方で、大部分の方は、そういう不埒な目的よりはずっと尊い目的の方々が殆どでございます。
私、都合あって出席できませんでしたが、昨年度、仙台市内の高等学校さっぱり献血に協力していないんではないかということで、特にナンバースクールが駄目だとお叱りを受けたということで、早速調べてみました。やはり献血ルームに行って献血しています。ただそんなに大勢ではないわけですね。仙台市内の学校が殆ど献血車きてもらっていないというのは、できるだけ献血ルームを使えというような指導があったのかどうか、もし可能であれば献血車等来て頂ければ、もっと協力者がでるのではないかと思いました。それから、表彰関係ですが、10回達成した時にクリスタルガラス製のちょっとしたのを頂いてですね、5000cc達成した時には小さな表彰状は良いんですが、名前も書いてなくて心もこもっていないなぁーという印象を受けました。外回りはどうでも良いですが、名前が書いてあると非常にやりがいがあるかなと受け取ってみて感じました。
仙台市医師会委員の鈴木カツ子でございます。本日は始めて参加させて頂き、医師の立場として使わせて頂くことばかりが多ございますけども、皆さんの大変なご努力で、患者さんが血液を使って治療しているということが成されているだということを、あらためて感じました。医師会の理事会に今日のこのことを持ち帰りまして、いかに血液というものが貴重であるか、大切に使われなければいけないかということをお伝えしたいと思います。
先ほど事務局側からHeartyちゃんのOB会みたいなものをやりたいという話がありましたけど、それは早急に実現すべきだと思います。女性の翼のような形で、あれだけ人数いないわけなんですけど、オピニオンリーダーを作っていくということは非常に大事なので、県が指導で女性の翼なんかを参考にして是非やって頂きたいと思います。
また、先ほど佐藤校長先生がおっしゃった市町村とのパイプについて中途半端に終わったような気がしますので、市町村の担当者の研修会等を開いて、その後どうだったのかと、いうことを本当にやっているのかどうか、善意の部分でやっている部分もあるわけですけど、やっぱり全然反応しない市町村もあるんではないかと思うんで、これについてやはり各市町村長なり、助役でも結構ですけど、十分チェックするような体制は設けるべきではないかと思います。是非実行して下さい。
一点は、入る方の話とでる方の話が先ほどありましたけど、使う方は宮城県臨床輸血研究会というのを毎年やっております。残念ながら医者の集まりがちょっと悪いんで、お医者さんの尻を叩いてお医者さんも沢山集まる会にして行きたいと思います。もう一点は、私もう直ぐ退職致しますが、この委員会、やっぱり2回必要じゃないでしょうか。1回目やって、それで提言して、目標設定して、それがどうなったのかと評価して、次年度に結びつけると、年1回ですと委員の方々もなんとなく。予算だけですか、だったらお茶とかはいりませんよね。県庁の会議室でやれば良いんですよ。私はそう思いますので、この協議会は是非必要だとお思いになるんであれば、やはり2度おやり頂いてしかるべきかなという気がします。
上の方にちゃんと報告して下さいよ。
仙台市でございます。仙台市は大きいわりは、達成率が悪いということで、非常に問題になっておりました。今年は、それを少しでも上げて行こうということで、仙台市の献血担当者会議というのを持ちまして、各区の担当者に集まって頂いて、具体的にどうしたら後に繋げられる活動ができるかというふうな話し合いをしております。そして、先ほど県の薬務課長さんからのお話もございましたが、今年度は高校に向けて高校の献血をして頂くように広報をするということで、もう既に尋ねていって反応を頂いている所もございます。昨日も献血推進協議会がございまして、その中である高校の養護教員の先生が、地方でやっていたのに、仙台市に来たらどうしてこんなに献血をしてないんだろうかと疑問に思ったというお話がありました。事務的な手続きが大変なようですが、仙台市内の高校は大変忙しいというふうなお話でございました。養護教員の先生方も色々動いていらっしゃる。色々な学校を見ているので状況の変化が出てきてるのかなぁーとゆうふうに思いまして、それに対して、市の方からも広報させて頂くということで互いに努力をしておりますので、良い結果がでれば良いと期待しております。
宮城県薬剤師会の三塚でございます。私の方はもっぱら普及啓発の方で御協力申し上げております。一つ今日はお願いがあるんですけど、今日のパンフレットを見たんですが、取扱にお金がかかると思うんですが、店頭なんかでいらしたお客様に配布できるように、この裏表ぐらいの簡単な普及啓発用のチラシを作成して頂けないでしょうか。きっと原版も安いと思いますし、もっと多くの人に配れると思いますので、よろしくお願い致します。
今日始めて参加させて頂きました母親クラブ連絡協議会の佐々木と申します。殆ど皆さん同じような意見が出尽くしてしまって、以前、ラジオを聴いていた時に献血ルームの放送で若い人たちの意見がラジオから出ていたんで、今もやっているとは思うんですが、こういうのをもっと続けていったら良いのではと思います。
今日始めて参加させて頂きました、宮城県青年会議所の渡辺と申します。今日は遅くなりまして失礼しました。私どもの団体の方でも今日この委員会に来るにあたって、献血のことに関して少し議論させて頂きました。その中で先ほどでましたように、献血のラジオPRというのを皆さん聞かれていて、それに対して献血をやらなければという思いが皆さんに一致してありました。ただ、学生ボランティアしたいという学生と、勤労青年の話がでた時に、やってる人は10回、30回やってるが、やらない人は全くゼロなので、その差をどうにか埋めるため頑張ろうということになりました。
やってない人に何とかやってもらおうとしたのですが、200mLだったらやるよ、400mLなら貧血が起きるかもしれないと高校の時教えられてきたということで、200mLがないということは厳しいかなと思いました。それと、高校のときにやった人は、すんなりと大学あるいは働いてからもやっていて、高校でやっていない人はきっかけがつかめないということでした。
ライオンズクラブの秦従道ガバナーの代理として出席して参りました。私担当委員長の渡邉と申します。担当は色々ございまして、アイバンク、腎バンク、献血事業、環境保全と非常に注目度の高い事業でございます。今回の資料を拝見致しますと、ライオンズクラブとしましても若柳ライオンズクラブと河南ライオンズクラブが団体表彰を頂きました。ライオンズクラブのアクティビティと致しまして献血事業というのは、かなり息の長い事業ということで私ども取り上げておりまして、その中でですね、いわゆる集中的に事業計画を立てて推進するというクラブがございますし、あるいはその年次年次での重点項目、そういう設定がございます。秦ガバナーもですね、献血事業については積極的に推進しましょう。という方針の下に本年度は事業のPR、具体的な推進にアクションを起こそうという時期に今日出席させて頂きました。大変参考になりました。今後ともひとつよろしくお願いいたします。
県の教育委員会千葉教育長の代理で出席致しましたスポーツ健康課の高橋と申します。今までの話で高校生の献血がこれからの鍵を握る。そういう話がございました。スポーツ健康課は学校圏、所管ということで保健の先生方の研修会をやっているところもありまして、そういう意味では高校生の献血を推進するという意味では、我々の課も協力できるかなと思いました。薬務課さん、それから赤十字血液センターさん、その現場と健康管理が我々として進められるところは進めて行きたいと思います。
時間が少しオーバーして申し訳ございません。ただし、今まで協議会毎年やってましたが、今日が一番まじめにやられていたようで、献血率も上がると思いますが、ただ、私も20年も献血関係をやっておりますと、献血というものに対する考え方、私は、デモクラシーの世の中においては、人がいて自分で独立して生きて行く、しかし、世の中にいるということはいろんな意味で世の中からは、世話をされる、守られているということで、個人でも会社でも社会にお返しするということの観念が必要ではないかと最近考えております。アメリカにおいては、社会奉仕をしない会社は成り立ちません。したがって、高校生でも個人として世の中にいるということは、世の中からも助けられ、守られているということなので社会に奉仕するという観念です。そのボランティアとしては、私は献血が最高のボランティアだと思うので、皆さんひとつよろしくお願い致したいと思います。今日は本当にどうもありがとうございました。
佐藤副会長さんありがとうございました。皆様には長時間にわたりまして熱心に御討議頂きまして誠にありがとうございました。これをもちまして平成14年度宮城県献血推進協議会を終了させて頂きます。本日はありがとうございました。
平成14年9月27日に開催された宮城県献血推進協議会の議事について、上記に違いありません。
議事録署名人